長距離ランナーは距離に対して不安があるようでは、レースでの結果は得られない。増して、駅伝ではトラックレースより長い距離を走る。そのため、練習ではレース以上の距離を走り、スタミナ・距離に対する不安をなくすのである。
自チーム選手には、中学時代に短距離選手であった者、陸上競技未経験者が多い。よって、まずぶつかるのは距離の壁である。1度にこんな距離を走ったことがない、走れる訳がないと思ってしまう者がいる。
よく考えてほしい。今までどんな練習をしてきたのだろう。夏前だからと言って、ガンガンに走って来た訳ではない。しかし、長い距離を走るために必要なフォーム・動き作り、筋力など、そのために必要なことを準備して来た。今回はそれを実際に試す時であった。それが、練習メニューを聞いた瞬間に無理かも知れないと思ってどうするんだと言いたい。逆にやっと来たんだ、やってやろうと思う時ではなかったのか。今までの練習の本質を理解していない証拠である。
今まで走ったことがないから無理だと言う固定観念があるから走れない。いざ走り出しても、途中で駄目だろうという前提の元に行けるところまで行こうという考えが、苦しくなった時に我慢が効かなくなるのである。やってやろう、今までの練習の成果を試してみたいという思いがあれば、何も恐れることはないのだ。例え失敗しても、まだ甘かったと反省し、もう一度基本に返りながら、改めて挑戦すればいいことなのだ。常に前向きな姿勢で練習に取り組んでもらいたい。固定観念とは、自らが勝手に作った壁である、本来あるはずのない壁である。意識一つで取り払うことが出来るものである。
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